
例えばディーラーなどで、「アルファードのエンジンオイルフィルターをください」と伝えても、部品は注文できません。
私たちがどのようにあなたのクルマの車種を特定し、部品や、作業情報などを調べているのか紹介しますね。
車検証を見てみよう


車検証に例えば「アルファード」とか「セレナ」「N-box」といった聞き覚えのある名前の記載はありません。

ひとくちにアルファードといっても、いろんな年式、エンジン、グレードがあり、その種類の特定はできないので、車検証に記載はありません。
車検証の情報であなたのクルマを特定する方法

基本的に【車台番号】【型式】【型式指定番号】【類別区分番号】で特定できます。
補足的に、【初度登録年月】【原動機の型式】も重要です。
メーカーのシステムであれば、【車台番号】だけで特定できます。
車台番号
その一台にメーカーが与えた固有の番号のこと。
メーカーシステムであれば、これだけで車両構成の特定ができ、部品注文可能です。
型式
【適合する排出ガス規制年度の記号】ー【メーカーが決めたその車のモデルや構造を表す記号】
例)アルファード 2023年6月発売のモデルの型式:3BA-AGH40W
3:平成30年規制も排出ガス規制適用 低排出ガス認定無し車
B:ガソリンまたはLPG燃料車 ハイブリッド無し
A:乗用車で、重量条件平成17年規制のディーゼル車以外
AGH40W:通称名アルファード、2AR-FEエンジン搭載車、2WD(前輪駆動)

型式から車両構成の重要な部分が分かります。
でも例えば、シートのデザインの違いなどの法規制に無関係な部分は判別できません。どうやって判別するのでしょうか?
型式指定番号
メーカーの型式に国が与えた番号のことです。
この番号があると、ナンバーを新規に取得して公道で使うために受ける新規検査時に、細かく測定する必要がなく、通常の車検のような簡素な形の検査で済みます。
例)通称アルファード=3BA-AGH40Wの型式指定番号は20710

3BA-AGH40Wであっても、車高調などに取り替えて、車両が指定された状態から変更された場合は、車検証から型式指定番号は無記入になります。
類別区分番号
同一型式の使用毎に国が与えた番号。
通称アルファード=3BA-AGH40W型には0004から0019、0021、0024の番号が与えられています。
例)0004の場合
アルファード・ヴェルファイア、7人乗り、無段変速式自動フロアシフト、Zグレード、DOHC、EFI (2AR-FE エンジン)、15スピーカー付き以外、18インチタイヤ、格納式ステップ無し、サンルーフ無し

類別区分番号からグレードがわかります。
これで、前述のシートデザインの違いなどが判別できるわけです。
原動機の型式
エンジンの型式のことです。
前述の型式や型式指定番号、類別区分番号でも判別できますが、車検時など検査員がひとめで判別できる必要がありますので、記載されています。

たとえばハイエースなどガソリンエンジン車とディーゼルエンジン車があるクルマの話をするときなどに、エンジン型式は非常に重要です。
初度登録年月
いわゆる年式です。
型式の排出ガス規制年度記号や型式指定番号を資料と照らし合わせればわかるのですが、煩雑な手順になるので、ひと目で、年式がわかる初度登録年月は重要な項目です。
以上を利用して、私たち自動車整備士はその車両の情報を特定して、作業情報を確認したり部品を発注したりしています。
今では、インターネット上にたくさんの情報がありますが、その内容があなたのクルマに適合するものかどうかの判別がとても大切です。
今回、紹介した項目が同じかどうか気をつけて、調べて下さいね!



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